読者のみなさんはグレタ・トゥーンベリさんをご存知だろうか。
彼女は突如として現れた環境保護系コメディアンである。
僕はあの手のコメディアンが現れた時、必ず言いたいことがあるので、記させていただく。
今回は、環境問題についてです。
グレタさんは環境問題のことを考えすぎてグレてしまった、一種の中二病だ。あの顔はなかなか常人にはできない。
こう言っているが彼女を非難しているわけではない。彼女のスピーチの内容は至極真っ当であるからである。「甘ったれて利権に浸っている先進国の皆は温室効果ガスの排出について考え直せ」ということである。
とはいえ、いくらスピーチしても飛行機に乗らず船に乗っても残念ながら地球環境は大して変わらないのである。豊かな生活を手に入れた人間が敢えて厳しい生活に戻るわけがない。
全員が飛行機を使わず船や鉄道を使うなどということができるわけがない。エアコンも自家用車もなく、電化製品も工業製品もない世の中になど戻れるわけがない。
ならばまず彼女は、工業製品である服を脱ぐべきだろう。手編みの自然素材でなければ二酸化炭素を少なからず発生させている。
それができないなら中途半端な主張はやめるべきだ。早く脱げ!
さて、話を戻すが私が思うグレタさんのような主張への解決方法は、人間の絶滅である。
私がグレタさんなら、国連でのスピーチの最中に「先進国のみなさんはこうしなければならない。地球環境のために。(People who lived in developed countries must do this! For global environment.的な もう英語は何年もやってないので適当だ)」と言ったのち自殺するだろう。
そして、死んだら遺体を山林に放置すれば自然の生物たちが食べてくれ菌類が分解してくれる。その方がスピーチをするよりよっぽど環境にいいし簡単である。二酸化炭素も最低限の放出で済むのである。
または自分たちがこの最高の技術の賜物である現在の先進国の生活を享受し続けたいのであれば、次世代を生み出さなければいいだけの話だ。そうすればHow dare you.などと言われる必要もない。
ではこのような主張をする私はどのように考えているかというと、環境問題の対策など全く必要がないと考えている。
なぜなら、今排出している二酸化炭素自体はもともと大気中に含まれていたものであり、化石燃料を使い切った地球環境は4億年前の環境に戻るだけだからである。
4億年前は植物が地上に進出し始めたシルル紀と石炭紀初期である。環境はシーラカンスをはじめとした数多くの魚類が登場し、地上ではシダ植物が森林を作り出し始めていた。昆虫と両生類が徐々に種類を増やしていた時代である。(もちろん、爬虫類、鳥類、哺乳類などいない)
石炭紀にはバカでかいムカデ、トンボ、ゴキブリのようなステキな生き物たちがシダ植物の森を蠢いていた。バカでかい森林は空気中の二酸化炭素を光合成し大量の酸素を生み出し、「地球環境を破壊した」。温室効果ガスをほとんど失った地球は氷河期に突入し、石炭として大気中の炭素は固定されてしまった。
たとえ人間が石炭や石油、天然ガスを使い切ったとしても酸素濃度を0%にすることはできない。つまり息はできるのである。大気に含まれる酸素の量も結構頻繁に変化しているのである。
さらに、地球の平均気温が1.5℃上昇したって中生代には及ばない。その時代にはシダ植物が南極に繁茂していたほどであった。その頃の地球は恐竜と爬虫類の時代である。
また、海水面が10m上昇することだって全く問題ではない。直近では6000年前の縄文海進時代は世界中でその規模の海水面上昇が起こっていた。ただそれに合わせて引っ越しをすればいいだけである。サンゴ礁の島が沈んだらまた水中でサンゴが増えるだけである。海水温が上昇したら熱に弱いサンゴが死ぬだけである。熱に強いサンゴが誕生すれば今のサンゴの代わりに繁茂するだけである。
温暖化したって寒冷化したって地球はそれに合わせて勝手にバランスが取れ、生物はその環境に耐えうる者だけが生き残る。
つまり、自分たちで破壊した環境に順応できなくなった時、人間は絶滅する。そして人間が絶滅した後も生き残るごく少数の生物が地球上に一気に拡散し、また進化して種類が増えていくのである。
大量絶滅というものは人間の存在をちっぽけに感じさせる。
約2億年前の古生代ペルム紀末には地上にある火山という火山が噴火し空は真っ暗になり火山ガスが空気中を覆い、植物が光合成をやめ次に多くの生物が酸欠となり、結果として90パーセント以上の生物が絶滅した。
それでも次の時代には恐竜が出てくるのである。
6550万年前の中生代、白亜紀末には同じく火山活動、気候の寒冷化、または巨大隕石の衝突によって恐竜をはじめ多くの巨大生物は絶滅した。これでも75%の種が絶滅している。
しかし今を見てみなさい。地球上はこんなにも多くの種類の生物に覆われている。
つまり人間がどうこうしたって100%の種類の生物を抹殺しない限り地球上に生物は存在しうるのである。
その前に遡れば、23億年前、8億年前には数百万、いや数千万年間もの間地球上の海が凍結した。嫌気性生物にとっては毒であった酸素が大量発生し温室効果が得られなくなったためである。つまり「死」である。
それをこえた後であっても植物や多細胞生物は誕生しているのだ。
それに対して不平不満をいう人はある意味では地球環境の変化に従わない「人間中心主義」的な考えを持つ人々である。
ただし、2億年すれば再び地上の火山が全て噴火する規模の大規模噴火が起き90%の種類が絶滅したペルム紀末並みの大量絶滅が起き、10億年すれば太陽の光量が10%上昇してアッツアツの世界となり海が蒸発すると言われている。さすがに海が蒸発してしまうと地球の活動自体に大きな影響があるとみられている。地表気温500℃の金星のような世界になるとみられている。
50億年後には寿命が尽き巨大化した太陽に地球が飲み込まれターミネーター2の最後のシュワちゃん状態となる。
人間がどうこうしなくたって地球の運命などそんなものである。そして、この地球がなくなったって宇宙にとってはなんてことないのである。何も変わらないのだ。
話の規模が大きくなりすぎてしまった。
このブログを読んでいる読者の皆様は絶滅したくないでしょう。もし絶滅したくないのであれば、グレタさんがさらにグレてしまわないように次の世代のことも少しは考えなければならない。そして、考えるのであれば服を脱ぎましょう。
自分さえ良ければどうでもいいのであれば、自分たちの代を最後にすればいいのである。
自分自身さえ生きているのが辛いのであれば、先進国の国民である我々は、二酸化炭素排出に貢献しないように、いや、続きを書くのはやめておこう。
責任は取れませんからね。