琉球問題

 

 

今回は香港問題を少しでも考えたことがある人には見ていただきたい記事です。

 

 

以下はフィクションであり、登場する地名や国名は一切関係ありません。

 

 

 

今年は2020年、沖縄がアメリカから日本に返還されて23年が経つ。

沖縄は返還後も実質外国のような状態だ。

日本国民が旅行や仕事で行くにはアメリカに行く時と同じくビザの申請が必要で、2週間前には申請をしなければならない。使っているお金も沖縄ドルという通貨で、両替が必要となる。

 

飛行機に乗るときは「国際線」扱いとなっており、パスポートの提示はいらないが手続きに時間がかかる。

 

 

しかし沖縄は旅行では人気スポットである。サイパンやグアムよりも近いのだが、サイパンやグアムと同じような観光体験ができる。綺麗な海、リゾート、銃も使え、沖縄料理だけでなくアメリカの料理もよく食べられる。

ブランド品が日本本土より安く手に入り、沖縄で撮られた「沖縄映画」は日本語が使われる中にもハリウッドの要素が混じった面白い映画である。

また、沖縄の首都那覇市では和洋折衷の街並みが人気を博し、郊外の宜野湾には那覇ディズニーランドもできた。観光スポットとして名高い。

 

 

豊かな自然、ブランド品、手軽なアメリカ体験、映画の聖地巡礼など、今では若い人から老人まで憧れの人気のスポットである。

 

 

 

2000年代には那覇市の発展はすさまじく「東アジアのシンガポール」と言われるほどであった。

日本のままであれば考えられなかっただろう地下鉄が開通し、幾分移動も便利になった。

 

 

英語教育水準や大学進学率は日本本土より高く、所得平均は高くなっている。家賃も東京並みとなっている。

 

 

 

 

しかし、この沖縄とは政治問題が続いている。戦後50年も外国に支配されていたため、沖縄の人々は自分達を「日本人」と思っておらず、「琉球人」と自称する。日本に返還されても最早日本感覚が消滅している。方言により言葉も通じないことがあり、語彙も70年前の古臭い言葉を使っている。沖縄人の多くは独立を所望している。

 

 

また、「琉球人」は本土の人間を馬鹿にし、本土は文化のなく教育水準の低い寂れた田舎だと思っている。そういう発言がネットに溢れていた。

 

 

 

そして日本からすれば「日本の一部であったはず」の場所が返還後もいつまで経っても外国状態で、様々な規格や法律、税基準を統一できないのである。(なんなら車が右側通行である!)

 

同じ日本でありながら日本円が使えない。日本人は自由に行き来できない。外国に取られた土地だというのにそこに住む人々は自分達を何かすごい人だと思っている。小さい頃クラスに一人ぐらいいた琉球人に小馬鹿にされた経験もあった。

琉球人」に「日本人」と言うとものすごく怒るのである。「我々は琉球人ではない」と。

 

 

まさか沖縄の人々は独立したままで資源もなく農業などはほとんどできない土地だというのに、経済を維持できると思っているのだろうか。

物資などの支援は多くを本土に依存している。

 

 

 

おまけに日本の土地として徐々に日本と同じようにしようとすればするほど国際社会から非難される。これは日本から見れば内政干渉だろう。

最近は「琉球人」による大規模な日本併合反対デモが行われた。デモ隊と機動隊が激しく衝突し、1960年代の学生運動を彷彿とさせる状況となっている。

これも世界からかなりの批判を浴びた。日本に返還された日本の土地として沖縄を他の所と同じ県にしようとしている至極当然のことをしようとしているのに、琉球人達は諸外国のテレビに「被害者面」して支援を求める。「日本政府は我々の文化を否定し弾圧し統一しようとしている!」と。

こちらから見れば県庁が一つの国と同じような権限を持って国政府に歯向かってきている状況である。はっきり言って異常だ。

 

 

 

ネットでもこの沖縄問題は往々にして語られ、日々ネット上で様々な派閥が争っている。リアル社会では沖縄問題は触れてはいけないものとなっている。

 

 

プライド高く独立したく外国からも応援されている沖縄と、もともと日本なのだから日本国の一部として法や基準を統一したい日本。もしこのような状況だった時、本土に住むあなたは、この「沖縄問題」をどう思うだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに僕はこの時琉球問題についてどうとも思わないだろう。何とも言うつもりもない。

 

 

 

しかしこれが中国人から聞いた香港問題のイメージである。

僕はあなたが香港問題についてどう考えても自由である。

 

僕は香港問題についてもこうとだけ言って、どちらの立場にも立たない。香港を応援することも、中国への統一を願うこともしない。