腹痛大学

電車に乗っていて久々腹痛が襲ってきた。懐かしい腹痛に気を紛らわせるためにこのブログを書く。

 

 

高校生の時、毎日腹痛で苦しんでいる友人を軽蔑し、うんこまんと笑っていた。

 

すると半年後、僕もお腹を壊しやすい体質になってしまった。

自業自得である。

 

 

そしてその腹痛は毎日朝襲ってくるようになった。当時駅から徒歩15分かかる学校まで10分で早歩きし、走ったら漏らしてしまうと冷や汗をかきながら、トイレへ競歩した。

 

 

ある日はトイレに駆け込むと、洋式トイレは全て埋まっている。きっとその友人であった。

仕方がないので和式トイレに駆け込む。これでも和式トイレは世界で5番目に嫌いである。前近代の生み出した文明的でない様式のものである。

 

そしてひとときの安心を得るわけであるが、1日一回ではない。何度も襲ってくるのだ。時に授業を抜け出し第二のうんこまんと化した。

 

しかもお腹が痛くなる前兆として決まって睡魔が襲ってくるのだ。そのせいで何度も授業を寝て過ごしてしまった。(とはいえ最強の器用な頭脳を持った僕は寝ながらにおいても授業の重要ポイントは抑えていた)

 

 

そう考えると1日1時間弱トイレにこもっていたとして、高校時代の貴重な青春の30分の1をトイレに捧げてしまったことは悲しい。

 

 

 

特に夏場はひどいもんである。身体はアッツアツのアッツ島なのにお腹だけはサムイ島なのである。

冷房の冷気は全てお腹が吸収していた。
保冷剤のように冷たいお腹は消化活動をやめ全てを垂れ流した。

 

 

一時期は「このうん、は全く消化されていないのだから痩せるはずだ」と考えていたが、現実はそう甘くはなかった。蓄積した脂肪はよく冷えるのである。そしてあったまらない。

むしろこれからは脂肪を利用したクーラーなんかがあってもいいかもしれない。

 

こちらは毎日毎日気が狂いそうな腹痛に悩まされるわけで、1ヶ月に四日お腹が痛くなる女性はまだマシなのではないかと思っていたほどであった。

 

快便というものは5年間忘れていた。大学に進んでもこの体質は抜けなかった。

大学の空きコマにもブリーブリ帝国を築いていた。34号館高層階の個室一個のみのトイレは俺のものであった。

 

それでもすぐお腹をあたためることで頻度は減らしていたので、駅のトイレは使わず済んだことの方が多い。

大学のトイレは綺麗だったので、次第に出ない時ですら篭るようになっていた。図書館は混んでいることが多かったので、次の快適空間はトイレだったのだ。今思えば快活クラブにでも行けばよかったのだった。ドインキャだ。

 

 

その大学のトイレは快便クラブであったわけだが、一個最下層の多目的快便クラブにおいて多目的に利用してしまったカップルがいたという。残念ながら34号館トイレはラブホではない。僕のようにお腹に障害のある障害者もいるのである。

優先席は譲ろうね^ ^

 

 

国は腹痛の起きやすい人にも障害者認定してほしい。仕事中だって頻繁に腹痛を起こすし生活に支障をきたしている。

 

ああ、何を言っているんだ。こんなことを悠長に書いている間にも刻一刻と爆発の瞬間は迫っているというのに。