new 黒電話

スマートフォンをいじる人を見て思う。

スマートフォンは画面が黒い電話だから黒電話だよねって。

それ以上でもそれ以下でもない。電話は黒い方がシックなのだ。

僕の世代ではあまり黒電話がなかった。ピンクの電話はエッチな電話、黒い電話はシックな電話であった。

これには異論がありすぎてイーロン・マスクになった。

 

 

さて 僕は発達障害でした。メンタルクリニックの医者はあまりにもあっさりと僕の人生を判断した。

 

それ以上でもそれ以下でもない。発達障害

 

 

一生障害者である。完全に治ることはない。

発達障害は遺伝率がそれなりに高い。僕は小机という町は嫌いだが子作りは好きであった。

 

 

とはいえ酒池肉林(はしていないが)ももう終わりである。酒はもともと飲めないし女には嫌われていたんだったっけね。

ああ、僕はこの障害者の血を残さないべくTENGAと一緒に天涯孤独を貫こうと思う。

 

 

障害者側になったから言わせてもらうけど、僕は害をがいとか碍と書いたってなんの気休めにもならない。そう思っていることを堂々と主張できることが非常に嬉しい。

がいか害かを争っている醜い異常者共には僕の生きづらさを体験してもらえばがいか害か碍かなんてどうでもよくなるはずだ。ただ、助けて欲しい。仮に一生障害者であるなら早くリセマラしたい。

 

とはいえ一緒に「性格を変える薬」を処方されてしまった。これはエビリファイという名前のよくよく使われる薬なのだが、これを飲むと心臓がバクバクして胸騒ぎが起きて、頭痛が発生する。

 

死にたさは忘れてしまった。今までのような「死への執着」が消えてしまって、性格の一部が変わってしまったようだ。死ななくていいやともなんとなく思ってしまう。

死ぬのは10分の恐怖、生きるのは100年の先延ばしなんだろうと思う。

僕は正直10分の方をとりたかったのに、いまいましい薬は生きるよう仕向けてくる。

殺して欲しいと思わなくなってしまったことに不思議な感覚を覚える。

 

 

感情の一部が消えてしまって、代わりに怒りの感情が出やすくなった。これはいけない。

怒らないようにしているのが僕のポリシーだったのに、、、

 

 

うすら寂しいような、嬉しいような。

 

薬を飲んだ1日目は吐いてしまった。

 

 

 

ああ、思い返せば思い返すほど諦めを感じる。僕は発達障害なんだね。生きづらくてもしょうがないけど、この生きづらさは理解されないだろう。その上、僕は他の種類の障害を持つ人の生きづらさの感覚は理解してあげられないと思う。

 

new黒電話を必死にいじる気力もなくなって、趣味として他人に話す話題のために、盗んだバイクを乗ったり、料理を作ったりする。

 

かれこれ1週間半、薬を飲んでいる。最初は生きやすさに驚いたが、今は無理矢理生きづらさを剥奪された状況がなんとなくつらくなってきた。

 

手が不器用 生きるのが下手くそ なんで人が怒るのか分からない 何か一つは忘れ物をする 注意してても何かミスする 言葉遣いがおかしい 

 

 

僕は 一生 障害者

 

 

今日も黒電話に質問する。

発達障害 障害年金 受給方法」

不労所得くれ!!