ゆるい自殺

 

ゆるい自殺を始めようという発想に至った。

ゆるい自殺とは、世間的に健康に悪いと言われていることを積極的に行い、寿命を縮めていくという作業である。

ゆるい自殺は自殺と違って直接的な外傷によって死ぬわけではないので保険金がおりるという大きなメリットがある。

一方、ゆるい自殺はすぐに死ぬことができないというデメリットがある。

 

 

 

たとえばタバコや酒のようなもの、揚げ物やファーストフードを頻繁に食べたり、コゲを食べたり遺伝子組み換えのものを食べたり、カフェインを多量に摂取するなどといったものがある。

つまり美味しかったり依存性があるものを摂取し続ければいいだけなのである。

 

 

 

ゆるくない間接的な方法にはこのようなものがある。皆は真似してはいけない。

僕の叔父さんは自転車で東京郊外40kmの都市から自転車で通勤をしていた。かなりの排ガスを吸っていたであろう。ほどなくして肺がんで他界した。

 

しかし、毎日40kmの行程を往復自転車で走るというのはかなりの困難である。おまけに、同じ距離をバイクで走るというのもかなりの苦労がつく。

 

去年はこの方法をバイクで(半ば強制的に)実践したが、僕も入院となってしまった。

 

 

以下の方法はいいかもしれない。

先日Twitterで医者を自称するアカウントが、ラーメンを汁まで飲むこと(以下完飲と略す)は寿命を縮めると警鐘を鳴らしていたことを思い出した。

 

 

思い出せば、以前ラーメン完飲でこのことを考えたことがあった。

ある人はラーメンが大好きで、店でラーメンを食べては完飲をしていたという。その結果40代半ばで亡くなったという。

「そんなことで寿命を短くしてしまうなんてもったいない。もう少し我慢できなかったのか」という声もあったが、僕は違うと思う。

彼はきっと幸せな人生であっただろう。僕がこうであったら大変満足である。

 

 

彼にとって、「ラーメンか生か」と聞かれたら迷わずラーメンを取ったはずだということである。

 

毎日ラーメンを食べるような生活ということは彼はきっと独身、または夫婦仲が悪いのであろう。

しかも大好きなラーメンを汁まで飲めるというのは嬉しかっただろうし、毎日の楽しみであっただろう。

 

 

そんな彼が、病気になってラーメンを食べられないと宣告をされることもなく、パタっと死ぬことができたのは大変幸せであったはずだ。

 

 

好きなものを好きなだけ食べて死ぬことほど幸せなことはないだろう。

 

 

 

天性のケチな僕はタバコで国に一円でも多く税金を払うこともできないし、身体の弱い僕は多量の酒を飲むこともできない。

 

そんなケチな僕にゆるい自殺食事編はぴったりであった。

 

 

僕の好きな食べ物で、ゆるい自殺に使えるものはマックのポテトと家系ラーメンである。

 

 

マックのLポテトは今は150円キャンペーンをやっているが、そうでない期間もスマホアプリをインストールしてクーポンを使用すれば190円である。

大学生の時は極貧であったがために190円ポテトを週に4回は食べていたであろう。幸せであった。

これは安くてお腹いっぱいになる最強のコスパ食だからである。

炭酸とマックのポテトを食べれば、だいたい胃で膨れて多幸感に浸れる。

 

 

ラーメンの危険性については先程述べた通りである。ラーメン完飲は素晴らしい方法である。

 

なんとラーメンを完飲することに追加料金はかからない。しかも店側の廃棄が減りエコである。小学生の食育の授業では食事を残すなと教わるのにも合致する。

なおかつタバコに比べお腹いっぱいになるというメリットもある。酒に比べ味覚で感じる部分が美味しいというメリットもある。

たしかにラーメン一杯は安くはないが、お腹いっぱいになって美味しくなおかつゆるい自殺にもなるのだから最高である。

 

 

僕は家系ラーメンが大好きであるから、タバコ吸って酒を飲んだ時の味よりも家系ラーメンが美味しいと思っている。

 

 

そう、僕はラーメンを食べたら完飲することにした。僕のオススメの完飲方法は、ラーメンを雑炊にしてしまうことである。

濃いスープであったとしてもラーメンスープを別注文したお米に絡ませて食べれば、あっという間に世界一美味しい雑炊の完成である。

 

 

かくして僕はラーメンを完飲してしまった。1日ぐらい寿命は縮まってくれただろうか。

 

 

 

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