高校生の自分へ贈る手紙

頑張れ

 

頑張りすぎて死ね

 

その方が幸せであった。

 

高校生の僕は、「今こんなにつらい思いをして努力したって将来は報われない」そう思っている。

はい、報われません。

 

2023年はあなたが思っている以上に明るくはなかった。

世の中はニコニコ動画の運営のように質が落ちていった。

あなたの能力は「一台の原付バイク」を維持することしかできない。

 

あなたは今、明るい未来へ向けて頑張っていることでしょう。

でも、大学へ向けて頑張って得られたものは、一回の離婚と、虚しい学歴と、3回の転職と、1回の自殺未遂と、0人の友達でした。

 

あなたは本当に友達を作るのが苦手です。でも、よかったですね。現代は友達がいなくても生きていけます。

共同体は崩壊しました。

 

「子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な道学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても、何、子供よりも、その親のほうが弱いのだ。」なんの作品かわかりますね?

子供の時より、圧倒的に弱くなってしまった自分をどうにもできなくなって、泣きながら帰る日々です。

きっと子供ができてもそんな親となってしまうでしょう。

 

 

能天気なあなたは、たくさんの間違った選択をするでしょう。世の中のことを何もわからないから。

 

ほら、今だってクラスの人間の行動習慣を理解できないでしょう?

あなたは普通じゃなくて、能無しで、おべんきょしかできない、なおかつ大学を卒業したらおべんきょすらできないのです。

 

あなたはあなたが一番なりたくなかったタイプの人種です。

あなたを一言で表せば、「よくできたバイトリーダー」です。

 

 

でも、素直に生きたらいいんじゃないんですか。

あなたはTwitterだけやっていれば幸せになれますよ。

現に2023年の私は精神科に通いながらも元気に生きてますよ。

 

一応仕事もしているし、望んだ未来じゃないし普通じゃないけど、今のクラスの人の誰より幸せかもしれない。

 

 

世の中としては2004年に、「地球温暖化が進行すると起こること」「人口減少が進むと起こること」という進研ゼミの冊子に書いてあったことが全て起こってしまう。

 

面白い世の中になりますよ。

 

ちなみに、あなたが小学生の時に大好きであった、宇宙も、地球も、鉄道も、何もかも興味がなくなります。

携帯ゲームもしなくなります。何をしているかって?

ご飯を作って食べてご飯を作って食べての繰り返し、無駄な人生です。

 

 

そう、あなたは今生きる理由を探しているけれど、結局この歳になってわかったのは、生きる理由なんてないんです。

お母さんに産み落とされてしまった以上、親を恨まないようにしながら、頑張るしかないのです。

たくさん間違えてください。

以上。