膀胱への願い

膀胱 熱交換器をつけてほしい

 

私は外回りの仕事なので、冬はひどく寒い。すると日本人の平均サイズはあるはずの私のイチモツはたちまちポークビッツになってしまう。

 

 

そして1時間に1回、尿意を催す。これがまたつらい。外でトイレを探すのは大変だ。コンビニでもトイレが使えない店が増えた。使えても立てこもりがおり結局待たされることもある。ちなみにガソリンスタンドにはほぼ必ずトイレがある。有能。公園のトイレは割と丸見えなところで痴漢の気分を味わえることも多い。

 

 

そして排尿時、おしっこをすると寒さを身にしみて感じる。体温程度に温められた尿が外に出てしまうからだ。そして身体から熱が奪われたように寒さを感じ、ぶるっと震えてしまう。震えるな。おしっこのエイムがずれる。

 

一流のおしっこスナイパーである男達も、そのぶるっと震える現象や、おしっこが謎に二股になる現象、出始めの思わぬ方向に飛んでいく尿によって、便器から外れた場所に尿をつけてしまう。そもそもクソエイムのおじさんは来世便器周辺の床のタイルに生まれ変わってくれ。

 

 

また、冬の尿に話を戻すと、真冬には尿に湯気が立つこともある。それは感動の瞬間である。お湯を身体から生み出したような感覚に陥る。でも、その湯気は吸いたくないですよね。もちろん、美人のなら絶対吸うけど。なんなら飲むけど。

 

 

冬はとても排尿がつらいものとなるので、これがつらくないようにするにはどうしたらいいか思案した。そして、「もし膀胱が熱交換器だったらおしっこを冷たくすることで体を温めることができるのに!」という大発見をした。逆に夏場は、尿に不要な熱を込めおしっこをアツアツにし、体を冷やすようにすればいいのである。簡単に言えば、エアコンの原理である。

 

ただし、エアコンをつければ電気代が結構かかるように、熱を交換するのにはエネルギーを消耗する。つまり、このおしっこ熱交換機能がついている人間はもっと多くのエネルギーを摂取しなければならなくなる。疲れやすくなるだろうし、食料が乏しかった昔の人類では生き残ることすら大変になってしまう。

 

逆に、夏場冷たいおしっこを出すことによって涼もうとするなんてこともあるかもしれない。特に暑い夏、おしっこのかけあいが暑さを凌ぐ方法となることもあり得る。

 

水遊び感覚でのおしっこ水鉄砲のかけあい、意外にも気持ちいいかもしれない。

 

 

逆に考えてみれば、人間の尿は幸いにも体温程度には温められているので冬場コップに取れば、たちまちホットドリンクのできあがりである。皆さま、一度は自分の尿を飲んでみるべきである。なんども飲んでいれば、尿の味により健康状態がわかるほどになる。

 

 

飲尿により身体を壊したという読者が現れたら恐ろしいので、これ以上は言わないことにする。私が飲尿するのは、ただただ飲みたいからである。なにより、美人のおしっこを飲みたいというのが本望である。爪の垢を煎じて飲むより、既に液体で出てくる尿を飲んだ方がきっとその人の良さを吸収できるだろう。

 

 

話はそれてしまったが、膀胱への願いは、熱交換器機能をつけ、エアーコンディショナーならぬニョーコンディショナーになってほしいということである。