ねっとりテラシー再考


というツイートを見て、当時もまともじゃなかったと思わず反論をしてしまった。

僕がインターネットに始めて繋がった2011年〜2013年を思い出す。

 

当時のインターネットも今と同じように治安が終わっていた。

奥ゆかしい日本人の本質はここにあり!と言わんばかりの愚痴 悪口 陰湿ないじめが大量に書かれている最高の世界であったと記憶している。

 

 

軽く僕がいた世界をお話しますと、2011年はAmebaブログとAmeba関連ゲームにいました。2012年はmixiTwitterに、2013年からは主にTwitterにいるライトなゴミユーザーでした。

 

 

2011年東日本大震災前後から、Amebaブログで年齢が近い人をメインに交流していました。当時はAmebaなうというTwitterのパクリサービスがありまして、システムが単純なものだったため荒らしを楽しんでいました。

 

ただ、掲示板はかなり陰湿に荒れていました。ゲームの掲示板でもたまに発言をしていましたが、当時20〜40代の大人がレスバトルをし、喧嘩をし、勝手に自治をするなど好き勝手していて俺の方がまともだと思っているぐらいでした。一般人の集う2ちゃんねるでした。

 

 

当時のブログは華のJK卍や20代女性(藁)が‡”ャ儿文字をふんだんに使ったり…(ひどい場合は40代の自称女子が小文字ぉ使ぅてゆーゃばぃ状態も往々にしてあった)

 

若い子も †漆黒の堕天使† になったり、デコメの名残が残ってたり、俺の女に手出したら殺すとか書いたり、なんとまあ誇れるような文化ではなかったと思います。

 

 

 

(子供の名前)ママという名前で、子供の顔写真を平気で掲載するねっとりテラシーの皆無なママもたくさんいました。

2011年当時2歳とかで写真をアップされていた子供は今は12歳。彼ら彼女らは無断でネットにアップされたという事実を知ったらどう思うでしょうか…

 

 

ちなみにネクラだった僕はAmebaブログで女の子と喋るようになり、現実とネットのギャップに精神を拗らせていくこととなるのでした

 

 

 

2012年はmixiで同じ学校の友人と交流していました。全然印象がありません。あとはLINEとかが広がり始めた頃だったかと思います。

初期のLINEもグループ乱立したり退会合戦になったり、韓国資本だから個人情報を抜き取られるというネトウヨがいたり、楽しい世界でした。

 

2012年後半からTwitterに参入しました。チャイルドフィルターを外すことに成功したのです。

Twitterは壮絶な世界でした。当時は動画はおろか画像も一枚しか投稿できなかったと思います。拾い画像を平気で自分のもののようにあげたり、呪いの画像がチェーンメールのように回ってきたり、韓国の工場で日本向けキムチに唾を吐く韓国人の写真なんて何回リツイートされてたことか…。

 

Twitterヤンキー(ネット弁慶)みたいなのがうようよいて絡まれるとだるかったような記憶があります。

 

まだ平均年齢は今よりかは低かったですが、界隈というムラ社会が存在し、そこで馴れ合いをしていたというのが当時の記憶にあります。オタクの世界とリア垢の世界が明確に分かれていて、アカウントを複数作るのは当たり前でした。

 

アルファなる影響力の大きい人がいて取り巻きが囲い、そいつらに目をつけられるとTwitter上で嫌がらせをさせられたように記憶しています。

 

規制が存在して、1時間に100件ぐらい呟くとすぐ呟けなくなりました。(今となっては全然呟くこともありませんが、当時は息を吐くようにツイートすることがありました)

 

 

ただ、何故か未成年飲酒に厳しくて、高校生などが飲酒したというツイートをアップしてしまいますと、どこからか来たTwitterのヤンキー共(インキャ)がその人のアカウントから個人情報を割り出し、学校名、学年クラス、名前、場合によっては住所も晒されて、学校に連絡が行ったりするような世界だったかと思います。

各ユーザーが個人情報に関して隠す姿勢がちょっと緩かったように思います。僕も当時のアカウントからならどこの誰かはバレてしまっていたでしょう。

 

 

当時から暴言晒し悪口愚痴いじめは当然のように起きていたと思います。Twitterに若者が特に多く、インターネットのアングラ文化が広がったのもこの頃でしょう。

 

 

 

たしかバカッター事件もこの頃起きていたかと思います。当時の大学生がバイト中にアイスの冷凍庫に入ったり、寿司屋の醤油刺しを鼻に刺したり、そういう冗談では済まされない写真をあげて承認欲求を満たす者が現れました。

勿論晒されてニュースにもなり、今では大きめな会社のアルバイトの研修では口を酸っぱくして言われます。

もう8年前なんですね…彼らももう30近いのか…

 

 

2015年ごろにはイスラム国のメンバーを自称するアカウントが処刑動画や画像をあげていたのを覚えています。恥ずかしい話ですが、当時拙い英語で彼らとリプを交わしたのを覚えています。

そんな状況でもふざけてリプを送りまくったり、特定の誰かはイスラム教を馬鹿にしたなどという嘘の情報を吹き込んだり、とにかくまあ地獄でしたね。

 

 

その前後からでしょうか。インターネット参入老人/婦人戦闘部隊が目立つようになってきました。日夜行われる政治的立場を巡っての醜い罵倒、晒し合い、デマの拡散、ヘイトスピーチが行われるようになりました。婦人戦闘部隊は女性の地位向上を謳いながら、ただの男性嫌悪、夫への愚痴、他人の家庭事情へのお気持ち表明など、とても大人とは思えない言動が数々生み出されていました。(勿論理論的な意見を出す方も多くいらっしゃいますが)

 

彼ら彼女らの戦いは、今日も続いています。

 

 

より若い世代はインスタ、TikTokに流れていってますので、僕はそちらの世界のことはあまり存じ上げていないのですが、若干は平和なのではないでしょうか?(全然知らない)

 

 

こんな感じが僕の覚えている10年〜5年前のネットです。大してネットリテラシーなんかありませんでしたよ。

別にいい世界でもありませんでした。

インターネットに生きる人間は、常にワールドワイドに繋がっていて、誰に見られているかわからないという意識を持たなければならないと思います。



 

しかもより深刻なのは、ポルノ方面です。リアルのアカウントやインスタやFacebookTikTokなどにあげた水着姿の女子の写真はTwitterの裏の世界で広がっていますし、電車内で撮影されたスカートの内側の盗撮、酷い場合にはスーツ姿の男性の股間の写真まで晒されています。(これは2013年から今までずっと観測されています)

 

当時の彼氏に頼まれて送った自撮りポルノ動画が巡りめぐって、アラブ人や中国人のネットワークに広がってしまったという事例も見たことがあります。

 

 

個人が出したポルノ動画のせいで有名人でないのに陰で有名になっている女の子もいるぐらいです。

女性は特に気を抜いてはいけません。

男性はそのような違法な動画で抜いてはいけません。

 

 

これが僕の覚えているインターネットです。

 

 

僕はネットの付き合い方に関して、「リアルを豊かにするために情報を集めたり、個人情報がバレないよう程度に友達と交流する」のがいいと思います。

 

まあ、編年体でネット上の特定の事件群を綺麗にまとめてある「ハセカラ騒動」なんかを調べれば、少なくとも10年前の当時がネットリテラシーもへったくれもなかったことがよくわかるかと思います。