5/8〜精神科に医療保護入院を受けていました。
日記
5/8
家で包丁持って暴れる。暴れた理由は、仕事したくない。期待に応えられないという罪悪感。
配偶者に地元で有名な精神科に連れてこられ、忙しい中新患として見てくださり、入院決定。
ひたすら寝る。
人権が制限されるという経験は一生で一回しかないだろうから、本当に面白かった。
血圧も上が149と高かった。
5/9
寝てばかりいた。急に部屋を移動となったが、独房のような部屋なのは変わらない。人権が制限されているから本の持ち込みもできず、石鹸もやっとの思いで獲得。
うんこしても石鹸で手洗えなかったんだぞ!
やることがない白い部屋って本当に鬱になる。
5/10
つらい。外から鍵をかけられた部屋に閉じ込められ、何もさせてもらえないということが圧倒的につらかった。筋トレを始めた。部屋から時計が見えないので時間も分からず、病院のルーティンで時間を把握するしかない。時間のわからないということがこんなにもつらいとは思わなかった。時間のわからない前近代はどうしていたのだろう。
また、今日かりに日本のどこかで大地震が起きていても分からず、世界のどこかで戦争が始まってもしるよしもない。
やっとお風呂に入れる。お風呂も外から監視付きという徹底ぶり。こわい。
きつい。
5/11
5/10と何も変わらないと思われた。筋肉痛がつらい。余計なことばかり考えてしまう。
とはいえ、もう4日で入院生活に懲りたので自殺未遂をやめようと思う。
先生から急に読書、朝食〜夕食までのホールまでの外出、昼食〜夕食までのスマホが許可された。
QOLが爆上がりした。午前中だけで本を一冊読んでしまった。この入院生活なら永遠にできる。
5/12
虚無。
体が臭くなっていく。携帯は昼食から夕食まで使えるが、電池の減りが早いので困る。意外と電池を大事に使わないといけない。
5/13
お風呂に入れる。ノートにはさまざまとりとめもないことを記載した。ご飯がガチガチだった。
そういえば死にたいって思ってない
5/14
看護師に趣味作れ趣味〜と言われて悲しくなる
5/15
部屋の換気扇からモスキート音が出るようになった
医者に呆れられた。なんとなく逃げ場がなくてしんどい。
5/16
外出できた。薬の増量のせいかふらふらする気がする。頭がちょっとまわらない。
5/17
頭が重く、考えが起こらない。首筋を痛めて、眠るのがつらくなってしまった。
5/18
ついに保護室を脱した。天井にシミのある広々した個室へ移動できた。
保護室を脱してからは、大声で電話する生活保護ジジイ、刺青入りまくりマン、優しい統失おばさんなどの声を聴きながら過ごしましたとさ。
5/26 退院。外の景色は綺麗だった。
ドライブコースの緑が気持ちよかった。
おしまい